ごあいさつ
視覚を追究してゆくと、光と影が織りなす世界を描くことになるが僕の興味は物質そのものの持つ実存の事実である。
僕の体験や観察から思考や様々な妄想へと発展する中で僕の感覚が選び出してきた色彩は極めてアジア的で日本人ならではのもののように感じている。
また驚いた事に僕が美術教育を受ける以前の好き勝手に絵を描いていたころの色彩と、今の色彩は酷似している。
鉱物が織りなす風景の他にも様々な生き物や植物も多く描いているが、常に感じていることは、そのものが生きている間に持っている以外の時間や繋がりのあきれてしまうくらいの永遠性、である。
末永敏明
最新 展覧会情報

Hemmungen sind die falsche Form des Widerstandes (A.R. Penck)
会期:2024年5月27日 ~ 9月1日
会場:ドイツ ベルリン
末永敏明が参加しているデュッセルドルフ・アカデミー時代のA.R.ペンク教授とクラスメートによる展覧会が、ドイツ・ベルリンで開催されました。